CFA 業界標準

CFexpress 対応製品

CFexpress 規格には、1.0、2.0、4.0 の 3 つのリリースがあります。

CFexpress フォームファクター

CFexpress カードには、さまざまなカメラのニーズによりよく対応するため、3 種類のフォームファクター（Type A, Type B, Type C）があります。たとえば、CFexpress タイプ A カードはフォームファクターが小さいため、よりコンパクトなカメラに使用できます。

CFexpress カードを読み取る方法

レガシー標準

XQD^®

発表： 2012年

インターフェース： PCI Express (PCIe) Gen 1

XQDカードは、最大250MB/秒のバス・スピードに対応し、将来のパフォーマンス向上に向けた強固な基盤を提供します。XQDカードは、CFexpress Type Bカードと同じフォームファクターを採用しています。

XQD™ の商標およびロゴは、Sony Corporation が独占的に所有しており、CFA にライセンス供与されており、CFA ライセンスおよびサブライセンス契約を締結した、CFA の会員である良好な状態の会員にサブライセンスする権利が与えられています。

CFAST^®

発表年: 2009年 (v1.1)、2012年 (v2.0)

インターフェース：Serial ATA Gen II インターフェース (SATA-II)

CFast 2.0 規格は最大 600MB/秒のバス・スピードに対応し、CFast 1.1 規格は最大 300MB/秒のバス・スピードに対応しています。

CFast® のロゴおよび商標は、CompactFlash Association が独占的に所有しています。

CompactFlash^®

発表年: 1995-2010

インターフェース：Parallel ATA (PATA)

CompactFlash ストレージカードは、その性能と取り扱い特性から、プロフェッショナルに好んで使用されています。

CompactFlash® の商標および CF 4.1 ロゴは、SanDisk Corporation が独占的に所有しており、CompactFlash Association (「CFA」) にライセンス供与されており、CFA ライセンスおよびサブライセンス契約を締結した、CFA の会員である良き会員に対してサブライセンスする権利が与えられています。

用語集

• バス・インターフェース：メモリ・カードとバス間のデータ転送のための共有パスウェイを容易にする物理的なハードウェア・コンポーネント。CFExpress カードなどの CFA 製品では、インターフェースはカード背面または内部にあるピン列のように見えます。CFA カード規格で使用されているインターフェースの詳細については、NVMe、PCIe、および SATA を参照してください。
• バス・スピード：バス・インターフェース自体の理論上の最大データ転送速度。バス・スピードが速いほど、読み取り速度と書き込み速度も速くなります。
• 容量：メモリカードに保存できるデータの量。ギガバイト (GB) またはテラバイト (TB) で測定されます。
• カードタイプ：CFA が策定した業界標準。CFA ブランドには、CompactFlash、CFast、XQD、CFexpress があります。各ブランド/規格には、技術の進歩に伴い、時間の経過とともに進化した複数の規格がある場合があります。
• フォームファクター：メディア・カードの規格で定義されている、そのカードの物理的な寸法。CompactFlash、CFast、XQD、CFexpress は、それぞれ異なるフォームファクターを持っています。CFexpress 自体には、Type A、Type B、Type C の 3 種類のフォームファクターがあります（小さい順）。
• 取り扱い: メモリカードの取り扱いは、メモリカード上でデータを使用、保存、転送する際に実施される手順や方法のことを指します。
• レーン：PCIe レーンは、デバイスとコンピュータのマザーボード間でデータを伝送する物理的なリンクです。各レーンは、データの送信用と受信用の 2 組のワイヤで構成されています。一般的に、レーン数が多いほど、データ転送速度は高速になります。
• 最低持続書き込み速度：カードが連続して書き込める 1 秒あたりの最低メガバイト数 (MB/s)。CFexpress カードの最低持続書き込み速度を保証する CFA 規格については、「Video Performance Guarantee (VPG)」をご覧ください。
• NVMe：Non-Volatile Memory Express (NVMe) は、バス・インターフェースと連携して、コンピュータがカードの非揮発性メモリ（データを保持するために常時電源を必要としないメモリ）にアクセスできるようにするデータ・ストレージ・プロトコルです。PCIe がデジタルデバイス間の物理的な接続であるインターフェースであるのに対し、NVMe はそのインターフェースの規格です。
• PCIe：Peripheral Component Interconnect Express（PCIe）は、電気バス・インターフェース、または異なるコンピュータ・コンポーネント間（メモリ・カードとコンピュータ間など）でデータを伝送できる、独自の導体セットを備えたデジタル・コネクタです。
• 読み取り速度：カードからデータを取得、つまり読み取る速度（メガバイト/秒（MB/s））。高解像度コンテンツの再生をスムーズに行う上で特に重要です。CFexpress カードは、高速な読み取りおよび書き込み速度で知られており、動きの速い映像の撮影や大容量ファイルの高速転送に最適です。
• SATA：Serial Advanced Technology Attachment（SATA）は、ホスト・バス・アダプタをハードディスク・ドライブ（HDD）やソリッド・ステート・ドライブ（SSD）などの大容量記憶装置に接続するコンピュータ・バス・インターフェースです。NVMe は、ソリッド・ステート・ドライブ（SSD）用に設計された新しいインターフェースで、SATA よりも大幅に高速です。
• 規格：製品を定義する技術文書で、CFA メンバー企業が CFA 準拠のメモリカードを設計、製造するために使用します。CFA メンバーによって承認されると、規格は CFA 標準となります。
• 標準：CFA メンバーによって策定、承認された規格。CFA 標準は、リムーバブルストレージおよびメディア・カード業界における業界標準です。CFA の標準は、古いものから新しいものの順に、CompactFlash、CFast、XQD、CFexpress です。
• Video Performance Guarantee (VPG): 高ビットレートのビデオ撮影に必要な最低持続書き込み速度を保証する、CFexpress カード用の特定の規格の一部。CFA により VPG 認定を受けたカードには、VPG ロゴが付けられています。CFA は、新しいフラッシュテクノロジーによる書き込み速度の高速化に伴い、これまでに複数の VPG プロファイルを発表しています。
• 書き込み速度： カードへのデータの書き込み速度（メガバイト/秒（MB/s））。連写や高解像度ビデオの撮影に特に重要です。